変わる働き方! オフィスのフリーアドレス化に適した環境とは? (2)今こそオフィスのフリーアドレス化の好機
<目次>
目次[非表示]
- 1.今こそオフィスのフリーアドレス化の好機
- 1.1.部署の枠を越えた柔軟な組織運用にも有効
- 1.1.1.オフィスのあり方が変わってくる
- 1.1.2.固定席はいらなくなる?
- 1.1.3.オフィススペースの活用方法の変化
- 1.1.4.新しい交流の場から新しいアイディア創出
今こそオフィスのフリーアドレス化の好機
部署の枠を越えた柔軟な組織運用にも有効
オフィスのあり方が変わってくる
さまざまな要因を考えていくと、今後は再び相当数の従業員がオフィスで働くことになる可能性が高そうです。もちろん、コロナ以前のように原則として全員が出勤するのでなく、一人ひとりの働き方に合わせたり、あるいはオフィス内の人の密度を減らす目的で、オフィスと自宅、さらにサテライトオフィスなども組み合わせた、柔軟な働き方が主流となることでしょう。これに伴い、オフィスの使い方も変わってくると思われます。
固定席はいらなくなる?
出勤する従業員が減るとなれば、オフィス内には空席がいくつも生じることになります。また、これまでの働き方改革や業務効率化の取り組みの結果、業務に必要な資料や情報はほぼ全てペーパーレス化され、PCやファイルサーバ、業務システム等で電子的に管理していることでしょう。そうしてこそ、従業員一人ひとりが場所を問わず働くことができるのですから。つまり今後はデスクに資料などを置いておく必要がなく、一人ひとりの座席を固定配置にする理由もないというわけです。
オフィススペースの活用方法の変化
働き方改革を通じてオフィス内にできた空席を有効活用する方法の一例として、フリーアドレス化するという方法があります。一人用のデスクを全廃、あるいは大幅に削減し、その代わりPC作業にも小規模ミーティングにも使えるような広い机など、多様なスタイルのオフィス什器を設置、そのときの仕事の内容などにより使い分けられるようにするのです。
新しい交流の場から新しいアイディア創出
フリーアドレスを導入することで期待できるメリットは、いくつもあります。例えば、組織体制に沿った縦割りの活動だけでなく、組織横断的な小規模チームの活動も容易になり、部署の枠を越えた活発な交流が進むでしょう。仕事でチームを組んでいなくても、たまたま隣の席に座ったことがきっかけで交流が生じるということも考えられます。このような組織の枠を越えた活動は、いわば社内での異文化交流。異なる部署の仕事を理解し合うことで互いに補い合うような協力関係、さらには部署間の人の行き来も活発になるなど、柔軟な組織運用につながるはずです。そういった交流の中から、これまでの仕事の進め方では出てこなかったような、全く新しい事業のアイデアが生まれるかもしれません。